〒998-0036 山形県酒田市船場町2丁目5-10
【1F 菅原鮮魚】TEL:0234-23-5522 午前8時~午後6時
【2F 海鮮どんやとびしま】TEL:0234-26-6111 午前7時~午後7時
6月、由良でめずらしく『コハダ』が揚がった日がありました。
由良で揚がるのは、ホントめずらしいんですよ
この「コハダ」も出世魚で
小さいものから、シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロ と名前が変わっていきます。
寿司屋の多い首都圏では寿司ネタとなるコハダサイズが重宝され、高値でやりとりされるようです。
コノシロサイズは小骨が目立つので、あまり需要が少なくやや安値で取引されるんだとか。
しかし、コノシロのサイズになると旨みが強いので、調理の仕方によっては美味しい魚です。
酢との相性がよく、コハダは酢で〆て寿司ネタに、コノシロは酢飯を詰めて姿寿司にするようです。
コハダで検索すると主に「コノシロ」の名前が出てきますが、
この「コノシロ」の名前の由来が面白いんです。
●大量に獲れたため、「飯の代わりにする魚」という意味で『飯代魚(コノシロ)』
●出生児の健康を祈って魚を地中に埋める風習から『児(こ)の代(しろ)』
●娘の結婚を断るために病死したことにして、娘の代わりに“焼くと人体が焦げるような匂いが
する”といわれる魚を棺に入れて火葬したので、その魚は『子(娘)の代(このしろ)』と
呼ばれるようになった
●武士は「この城(このしろ)を食う」と言う響きを忌み、幕府からコノシロを食べることを
禁止されていた。
などいろいろな話がありました。
漢字で書くと
祭りに使われる魚なので『鰶』
魚偏に冬と書く『鮗』もコノシロと読みますが、
シンコが出回る夏~秋が旬とされてますが、脂がのるのは冬季だからでしょうか?